人間恐怖症回復中…

最近失敗ばかりしていた。
そして今日も…

私は掃除をしていた。なのに班の人がいない。始まってからしばらくして、掃除場所が違うことがわかった。
またやらかした。
私は怖くなった。帰ったら何される?何言われる?そんな恐怖心がわいてきて、吐きそうな気持ちで掃除をした。そしてそのまま終わった。
できるだけ自分の班の人に会わないようにしよう。そう思っていた矢先、同じ班の男子がいた。そして見つかった。いきなり怖くなって、男子はこっちに来る。もうだめだ。怒られる。これからも嫌な目で見られる。とても怖くて、逃げようとした。
でも彼が言った言葉は私の想像を超えていた。
彼が言ったのは
「今日席替えしたから新しい班の場所だからね。次から来てね。」
…カシャンと音を立てて何かが壊れる音がした。心の鎖だった。彼は怒ることもせず、教えてくれただけだった。そしたら涙が出てきた。誰にも気づかれないように机で腕の上に突っ伏して。声もあげずに泣いた。その瞬間気付いた。
「人間って優しい人もいるんだ。」
その涙はずっと我慢して、溜め込んでいた心の重さの原因。嬉しかった。
…ありがとう。